フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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__!あっはは!仮にもお、女の子相手に不細工とか!三月兎ちゃん、素直すぎるわー。落とした後にすっと持ち上げるんも流石やね(スラスラと兄の事をほめられていた筈がいつの間にか自分の表情を指摘する言葉に変わり。驚きに見開かれた瞳は、瞬時に笑いの波に飲み込まれて三日月型に。女の子らしくしろ、と兄からも忠告を受けた言葉が頭を過るも、今しがた受けた衝撃の方が大きく、いっそ豪快に笑い声立てて、体をくの字に曲げる。余韻にプルプル震える肩はそのままに「あーあかん!めっちゃお腹痛いー」と楽しげな声で呟いた後、曲げていた体をぐいっと伸ばす。「遊園地来たら結構の頻度で会える思うよ。もれなくフラミンゴちゃんとのラブシーン付き、かもやねどね」先日出先から帰るとリビングで兄の手料理を食べた後と思われるフラミンゴと、兄が楽しげに話していたのを思い出したながら揶揄い混じりの忠告を告げ。交渉を終えた後、差し出した代金は優しい言葉と共に己の手の中へ舞い戻り。その思い遣りを台無しにしないよう、「そうやね、そうする。有難う、三月兎ちゃん」財布へとお金をしまい。店主から受け取った品物を片手にぶら下げ、彼の背を追い掛けるべく店を後にする。「歩くん大好きやから大丈夫!なんや知らん場所行ける思たらワクワクするわ。うち、足には自信あるねん」軽やかなまでの足取りでトントンと歩みを進め。途中すれ違う人にヒラリと手を振ったり、挨拶交わしながらも逸れないよう彼の隣を並び歩く。「なんせ、昔は駄々こねる弟背負って帰り道あるいたもん」お喋りな口は休む事を知らず、何故足に自信があるのか昔のエピソード交えて紹介しながらくすくす笑い)
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