フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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なん、ドラちゃんとふーちゃんはあんま仲良うないんかァ?(ぐつぐつと鍋の中で煮込まれる野菜スープが仕上がった頃、呟かれた彼の言葉に興味深げに瞬きを繰り返し。確かに2人とも笑顔で話している姿は想像出来ないが、構う構わない云々の次元で関わりがないのか、と思えば何やら不思議な心地で。だがよくよく考えてみれば、彼のエネルギッシュさにフラミンゴが付いていけるほど快活でない事を思い出しては妙に納得してしまい、”あぁ、まァ、ねェ?”と曖昧に濁す。小籠包の方もそろそろ蒸し上がる頃、相手にも味見して貰おうと視線を向けた先、矢継ぎ早に告げられる暇の言葉。ペラペラ動く口に珍しく押されては言葉を挟む間もなく、気付けば彼の姿は最早玄関の前。「ドラちゃん、あんがとさん!また遊びに行くなァ!」これだけは、と相手に聞こえるよう大きな声でお礼と遊びにいく約束を念押し。片付けに関しては気にするなと首を左右に振り、朗らかな笑み浮かべて片手振り見送りを。扉を開けた先、どうやら待ち望んでいたフラミンゴのお帰りのよう。想像した通り一方的に喋りかけ、姿を消していく様子に思わず腹を抱えてケラケラ笑って)
>フラミンゴ
(終始圧倒されっ放しだった彼の様子に笑いの余波を引き摺りつつ、告げられた挨拶に片手をひらりと振り「お帰り、ふーちゃん。何やお疲れさん。お帰りのチューでもしたろか?」眉間に皺を刻んだ表情さえ愛しく感じては、未だ扉前にいる彼の元へ歩み寄り、キスに対する返答を貰わぬうちに、軽いリップ音を立ててその頬に口付けを。人差し指でトントンと彼の眉間に出来た皺を伸ばし、スルリと片方の腕に腕を絡めては食卓の方に促すよう腕を引き。「お腹空いとる?今ちょうど晩御飯出来た所やさかい、グッドタイミングやわァ」ウキウキと弾んだ口調でそれとなく己が作った事を言葉のニュアンスに含ませては、ニンマリと得意げに笑ってみせる。気持ちは既に彼にご飯を食べてもらいたい、との思いで一色。逸る気持ちのままに、一旦洗面所とリビングへ繋がる廊下の分かれ道がくれば、組んでいた腕を解き、その背を洗面所の方へ押しやって。「準備しとくさかい、ふーちゃんは手洗ってきてェな」テキパキとした口調で告げては己はダイニングの方へ戻り、彼の為に料理を皿に盛り付け準備を行いつつ、フラミンゴが戻ってくるのを待ち)
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