フラミンゴ 2017-03-30 08:35:20 |
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赤の女王:(己から見ると未だ幼くあどけない、逆を言えば二人からすれば所詮、自身も年を重ねた内の一人であり。それでもこの国に住まう人物の中では一番環境を分かり合える年の近い存在だろうと自惚れを一つ抱いて「日帰りでも良いのよ、何か楽しい事とか面白かった事、逆に考えちゃうような難しい事が有れば気軽に此処に来て頂戴。二人の顔を見れるだけで嬉しいの」左右に二人が抱き着いてくるとその身体を確りと抱き留めて頬を寄せる様に顔を近づけて。強要はしないが、要望は見せる、抱き締めていた腕から力を抜き。完璧に体を離す前にキラキラと光る白銀の髪を彩る様にソヨンにはマゼンタカラーの薔薇の付いた物、ソジュンにはシアンカラーの薔薇の付いた物、一つずつのヘアピンをそっと添えて「今日は二人に会えてとても嬉しかったわ」今一度、確りと己の言葉として来訪を喜ぶ気持ちを伝えて。表情を一層と朗らかにしてから「戻ったら、テファンにも宜しくと伝えて貰っても良いかしら」もう一つ、パステルピンクの薔薇が付いたヘアピンをソヨンの手に握らせては此処にいない彼へ渡してほしい事を暗に伝えて。扉が開きドードー鳥が現れればくす、と小さく笑みをこぼしてから「今日はありがとう。貴方のお蔭で素敵な時間を過ごせたわ、__今度は是非、皆さんでいらしてね」頬に受けた口付に彼の変わらなさを感じつつ今頃遊園地に残っているだろう二人のことも誘い掛ける様に声をかけ。「お見送りが出来なくてごめんなさいね、――」数回ほど咳込んでから息を整えて眉尻を落とし困ったように微笑んで、見送るべく手を揺らして挨拶を)
ドードー鳥:やぁ、女王陛下。今日も美しい、許されるなら今夜二人きりで散歩でも誘いたいくらいだ(邪魔をしてはいけない、時間を取ってはいけない、頭では分かっているものの重たい扉の向こうで何が行われているのかと考えれば考える程にどうしても自分も同じ空間にいたいと思ってしまい。愈々と我慢がならずに扉を開けば普段と変わらず堂々とした笑顔を浮かべつつステッキを手首に掛けてサーカスの幕開けの様な大袈裟なお辞儀を見せて、傍まで歩み寄ると大分やつれてしまった頬へ口付を行ってから飄々とした声色で語りかけ。それから傍にいる二人を示す様に少しだけ腕を広げて「どうだい、とても可愛いだろう。二人が来てくれたおかげで遊園地はより賑やかになったんだ。うちの自慢だよ」紹介は既に済んだのだろうが、自ら紹介を行いたいのは性分のせいで。「テファンもフラミンゴの面倒をよく見てくれていて助かってるんだ。今度はウチの自慢の家族全員でお邪魔するとしよう」全員でと言う言葉が出れば忘れちゃいないともう一人の自慢もまた紹介して。少しばかり疲れが見られる顔に気が付けば笑顔はそのままに「さ、ソヨン、ソジュン、スイーツショップが閉じてしまう前に御暇しようか」ぽんぽん、と優しい手つきで二人の頭を撫でてから帰る事を促して。一礼をしてから微笑を今一度見せてからくるりと踵を返し、従者が開いてくれている扉をくぐり)
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