(移動中は、彼の生まれ育った時代では考えられない光景を次々と目にして唖然としていたが、相手に心配をかけまいとして何も尋ねずにいて。目的地に付けば辺りを見回して首を傾げ。)やっぱり見覚えが……いや、山の位置に覚えがある。あっちは宅地で……そうだ、こっちにはマンションが並んでた山じゃないか……?それなら……椿さん、この辺に神社……お社は無いかな?(彼の家から一分とない距離に、神社があったことを思い出して。)