『 青鬼 〜Another Story〜』　＊ 〆 ＊

では、絡み文は此方から…



―――此処が噂の『化け物の出る館』か…
（同級生たちに誘われ噂の館の中に入り呟き。もともと噂の館に興味のあった自分はどこか嬉しそうな、ワクワクしているような表情を浮かべており）

化け物なんて非科学的ですよ（館の中に入り玲の言葉を聞き）

そういうこともハッキリするために来たのよ、私は…
（相手の言葉にフッ…、と笑えば上記を述べ。その時何かが落下し割れる音が聞こえ「…何？誰かいるのかしら…」、と口にし）

はっきりって...はぁ（何かが割れた音が聞こえると）皆さんはここで待っててください！

ええ、分かったわ…
（相手の言葉に素直に従い頷き）

いってきます。（割れた音が聞こえた方へと走っていくといやな予感がしたのか相手の方を振り向き）何かあったら言ってくださいよ？

分かってるわよ…
（相手の言葉にそう返せば「…それとも何？私のことが気になるの？」、と一言）

っ？！違いますよ！(そう言うと向こうに走っていき)

（いつもと違う相手の反応に軽く首を傾げていると背中がゾクゾクし妙な寒気を感じ。「…何、この感じ…嫌な予感がする…」、と呟き）

こっちですかね...(音がなった方へと歩いていくと)なんだ...皿が落ちただけですか...

（ハッ…、と振り返った時にはもう遅くブルーベリー色の巨大な怪物が背後に立っており。「…何あれ…お化け、じゃない…」、と呟きながら走り出しており）

ただ皿が落ちただけでし...皆さん？(戻って見るとそこには誰もいなくて)

…はあ、はあ…此処は…
（がむしゃらに逃げていると何処かの部屋に入り込んでしまったようで辺りを見回し）

皆さんー？どこにいますかー！(大声で叫んでもかえって来る声はなく)どうしたんでしょうか...?

…取り乱し過ぎたわ…
（大きく息を吐き部屋を出ようと扉に手を伸ばし）

探しましょう...（いろいろなところへ行ってみたものの鍵がかかっており）いない...

…あれ、鍵がかかって…
（ドアノブを回しても扉は開かず動揺の色が伺え「…入ったときは、鍵なんて掛かっていなかったのに…」、と溜め息を吐き）

入り口に戻ってみますか(入り口に行っても人の気配か無く)

…ひろし君…
（ポツリ、と相手の名を呟くもその声が届くはずもなく）

玲さんー！聞こえますか！(諦めず叫び)

…！
（微かだが扉の向こうから相手の此方の名を叫び呼ぶ声が聞こえ「ひろし君！」、と此方も扉越しに叫び）

この声は！（相手の声がかすかに聞こえ）どこにいますか！

此処っ！
此処にいるわ！
（強く扉を叩きながら叫び）

待っててください！（音が聞こえた方へ走ると）今開けますから！

分かったわ！
（相手の声が返ってきたことに嬉しさと妙なドキドキを感じ静かに相手を待ち）

よいしょ！...開いた！（しばらくガチャガチャやっていると扉が開き）

…ひろし、君…
（いつもは泣いたりなんかしない自分なのに目に涙を浮かべた状態で相手を見つめ）

どうしたんですか？何でここに...(珍しく相手が涙目をしていたので何があったのか聞くと)

…な、何でもないわ…
（相手に聞かれればふいっ…、と顔を逸らしそう言い「…とりあえず、早く此処から帰りましょう…」、と一言）

は、はい(何でもないと言われるが気になる様子で歩いて行き)

…とりあえず、戻ってきたけど…
（玄関前の広い場所に戻ってくるも他の同級生はおらず）

誰もいませんね(辺りを見回してもおらず)

まさか…先に帰ったんじゃ…
（そう言って玄関へ行き扉に触れドアノブを回すも扉は開かず「…あ、開かない…閉じ込められたんだわ…」、と呟き）

開かない？！でもなんで...(腕を組考えると)

…―――達が…いや、多分違う…
（一瞬同級生たちの仕業かと考えるもそれはないと首を横に振り「…あの化け物しか考えられないわね…」、と小言を呟き）

化け物...ですか？(相手に近づくと声が聞こえたのか問い)

(/遅れてしまい申し訳ありません！)

…あ、いや…何でもないわ！
（相手に自分の小言を聞かれたようで相手に問い掛けられしどろもどろな態度を見せまさに貼り付けたような作り笑顔を浮かべ「…―――達を探しながら、他の方法を探しましょう…」、と話を逸らし）

（ / いえ、大丈夫ですよ！
お気になさらず！）

...そうですか、そう言えば探しているときに部屋がありましたよ抜け道などがあるんじゃないですか？
(しばらく相手の顔を見て何かあるよなと考えると話を逸らしたので、上記のように話すと)

…私も、２階で幾つか部屋を見たわ…
（相手の話を頷きながら聞き。「…抜け道なり、別の出入口があるかもね…」、と少し考え込み）

幾つか部屋を調べてみましょう...別行動にしますか？
(何かあるものはないかと相手に提案すると出入口のドアを調べて)鍵がかかっていますが...鍵穴がない…

いいえ、一緒に行くわ…
（「…もう２度と、あの化け物に会いたくないから…」、とぶつぶつ呟き相手についていき。「…鍵穴がない…？何か仕掛けを解くのかしら…」、と考えて）

そうですか…わかりませんが仕掛けはあると思いますよ
(しばらく鍵を見ていて相手の方を向き「一階から行っていましょうか」と伝え)

ええ…
（相手の意見に賛同し頷き）

...こっちから行きましょう
(左の方を行ってみると何かの影が見えて「あれは…」小さくつぶやき)

…どうかしたの？
（相手の背後をついていっているといきなり相手が立ち止まり何かを呟いていてその様子につい声をかけ）

いや...何でもないです
(声をかけられ少しビックリすると上のように答え)

（どこか様子のおかしい相手に首を傾げるも気にしないことにし。すると突き当たりの先に扉が見え「あ、あそこの扉は？」、と話を変え）

開いてるかもしれません...
(扉に近づくと軽くノックして返事があるかを確認すると)

（相手がノックした扉に聞き耳をたてるも何も返事はなく「…誰もいないみたいだけど…」、と問い掛け）

みたいですね...
(ドアノブを動かすと扉が開き)入りましょう

ええ…
（何の迷いもなく躊躇わずに扉を開けた相手の様子に戸惑いと少しの恐怖を感じるも相手の言葉に頷き）