通りすがりさん 2017-03-20 10:41:27 |
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(ある日のコンビニのバイトからの帰り道。深夜のシフトが終われば人気のない住宅街の中を音楽を聴きながら自転車を漕いでいて。春が近づいて来たとはいえ夜は夜。まだまだ肌寒く、寒さに肩を竦めては早く温まろうと自転車をこぐ足が早まって。夜はあやかし達の時間。空を見上げれば一反木綿が飛んでいたり、道の傍らには小豆洗いがいるなど、自分の目には色々なあやかしが映っており。この目には幼い頃には悩まされたが慣れというものは恐ろしく、危害を加えもしないとわかったためもう動じることもなくなった。公園に差し掛かるとそこには見慣れないあやかしがいて。普通の妖怪とは雰囲気も異なってどこか儚げな様子を見せる相手に引き込まれるようにゆっくり近づくと「どうかしたんですか?」と声をかけて)
(/こちらこそ遅くなりました。今のところ大丈夫です。よろしくお願いします。)
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