通りすがりさん 2017-03-20 10:41:27 |
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桜か……桜はいつの時代も変わらぬ美しさだ。
(黄昏時、空には夜と昼が混ざりあった色が広がりこの世とあの世の境が歪み始めている。そんな中春の香りに誘われてやって来ると人がいない公園に立派な桜の木があるのを見つけその幹まで来るとそっとその桜の幹に触れる。草木にも命が巡っている。私たちのような人々の想いや説明のつかない何かで出来ていてもそこには同じ何かがあるのかもしれない。触れた手から伝わる命の脈動はこの地に根付いた時からのものでとても力強いものを感じる。そんな桜を見つめながら上記をポツリ呟けば公園にはベンチが数個ある程度でそれ以外は何もなく、側を親子連れが通り過ぎるのを見ては楽しげな表情を見て、妖には無いものを人間は持っていることは知っているが、いつも楽しそうにしている人間を見ると羨ましさを超えて、どこか切なくなる。かつて、人間に恋をしたことがあったかな、と過去のことを思い出しては儚く笑って再び桜を見上げて)
(/遅くなりました!こんな感じでどうでしょうか?少し長すぎる気がしたのですが…)
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