匿名 2017-03-14 13:47:49 |
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…ま、仕方ねーか…。
(返って来た返事はやはり予想していたような物で。ならば自分はそれに応えなければいけない。迷いは無いし、恐怖感なんて一切無い。契約したこの身なら、あの男一人ぐらい地に伏せることなど容易にできるだろう。ああ、きっと手間なんてかからない。いつも通りにこなせば、良い話だというのに。彼女の誠実な瞳に自分が”こなしている”姿を映すことには気が引けた。子供が見るべき光景ではないからだ。不甲斐無くも聊か決意が揺らいだが、それが彼女に悟られないよう、向けていた目を正面に戻す。ふと己の左手に目をやると、長く伸びた黒爪には何一つ映ってはいない。まるで、揺らぎ始めた自分を責めるような色。にこやかな表情の男と対峙すると、まるで己に言い聞かせるよう小さくぼやき「…先に言っておくが――オレに、責任はねぇ。……全部主人であるアイツの"所為"だ」ならば自分も黒爪に見合うように動くだけだ。男に対し、眼光を強め睨みつける。自然と脳が気迫に満ちて、僅かに男がたじろいだ。自分も手早く済ませたい。間髪入れず地を踏み込み一飛びすると、男とは目と鼻の先ほどの距離に達した。男の目には自分が残酷な奴だと映っているのだろうか。いや、そんなことを下らないことを考える意味は無いか。誰も自分には追い付かない。目の前で大きく目を見開くこの男も、勿論背後の彼女も、誰よりも早く動いて、掻っ捌く。勢いつきすぎて男の脇を通り抜け、体勢を整えるとすぐに背後から赤い噴水が飛び散って。続けて何かが地に落ちる音を聞き流しながら、少し気を静めようと眼光を弱め。最中、頬に付着したそれを手の甲で拭き取りつつ)
(/そうですね、そんな流れで良いかなと!
お出掛け!のんびりできて楽しそう…じゃあ、娘さんが目を覚まして二人で少しやり取りをした後にお出掛けしませんか?それの帰り道でC3に拉致られるとか…←
確かに日中はそうなってしまいますね…。もし背後様が季節感とか気になさらなければ、今の季節に夜に夜桜を見に行ったりとかしても素敵だと思います…!いかがでしょう?)
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