匿名 2017-03-14 13:47:49 |
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ぅぐ…っ、
(ズキズキと痛む傷に加えて先程から素早い攻撃を避け続けていたせいか体力も底をつき始めている。そこへ手の甲へ容赦なく下ろされる足に、備える暇のなかった突然の痛みが襲い。かくんと安易にも肘の力は抜けて体は再び地面へとひれ伏せて。耳障りな口調に顔を上げれば絶対に避けることは不可能であろう位置にかざされた剣。いつの間にか夕日から夜へと変わり、顔を出した月の光がその先を鈍く光らせて。剣先をぼんやりと見つめてあぁ、死ぬのだとどこか他人事のように思うが、せめてもの反抗にと最後の瞬間まで目は閉じてやらないという意思で再度男を睨みつけた瞬間、地の底から湧き上がるような低い声が耳へと届けばぶるりと体の芯が震え。ふっ、と手の上に乗っていた物がなくなったと思えば次の瞬間に聞こえてきたのが窓ガラスが割れる音。見れば店の中へ突っ込んでいく体が。それを呆然とした目で見つめていれば目の前に差し出された手。見上げれば先ほど別れたはずの姿が目に映り。やや驚きながらも頷き返し、差し出された手に自分の手を重ねてふらつきながらも自分の足で地面に立ち。目の前の紅の瞳を見返して、なんでとか、どうしてとか、聞きたいことは山ほどある。しかし言うべき言葉はそれではないとひとつ息をつき、「クロ、…助けてくれてありがとう」あれほど面倒臭がって、嫌がってた彼がここまで駆けつけてくれた。その事実だけでも十分だとぎこちなく笑いながらお礼を述べて。)
(/ いえいえ、わが娘は強いですから!じゃないと吸血鬼なんかに立ち向かってなんか行きませんし気にしないでください!クロも来たことですし…これから契約してべルキアを倒す流れにしていく感じでいいでしょうか?その辺は原作と同じでもいいかなぁと。)
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