匿名 2017-03-14 13:47:49 |
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(『へェ~、躱したかァ。ちょ~~~ッとはその辺のヤツよりマシみたいだけどォ――』本気を出していなかったとは言え、あのように回避できたのは彼女が初めての様子らしく、少しばかり楽しげに跳ね上がった声で話しながら、微かに血液が付着した剣先を暫く凝視し『――その程度じゃ相手になんないねェ』すぐに右手の剣を相手目がけて投げつけると同時に強く地を踏み、瞬く暇も無く彼女の直近へ。正面から己が来ると分かっていたとしても、投げつけられた剣で相手の気を引くのは容易い。これで片が付くだろうと、残っていた左手の剣を再度腹に突き刺そうと勢いを込め)
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