匿名 2017-03-14 13:47:49 |
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――――っ、
(勢いをつけて地面を踏みしめるまでは目に捉えることができた。飛び出してくることを予想し避けようとした瞬間に男の姿が掻き消えて。見えたと思ったら場所は自分の目前。自分の脇腹に向かう剣先にほぼ瞬発力で横に避けて。地面を転がってなんとか受身を取って。じわりと疼く脇腹に目線を寄せて。たった一瞬のうちで、その部分の服は破け微かに擦ったのか血がじわりと滲むのが見え。しかし動けなくなるわけではないと直ぐに立ち上がっては男を見据え。それでも自分とは違う、化物じみた力にかすかに右足を後ろに下げ。)
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