(朝はどうにも苦手な残念な家主がのそりと動き出したのは朝の九時過ぎ、のんびりと起き上がるとパジャマのまま自室から出てきて。数度辺りを見回してから棚の上のブラシを見つけるとそれを手に取り、水瀬の所へとまっすぐ向かえば、水瀬にそれを差し出しつつ自分は水瀬の斜め前の位置に座り眠気に負けたのか船を漕ぎ始めて)