名無しさん 2017-03-10 20:41:50 |
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もう1つ有名なやつをペタリ
4人パーティーが冬山で遭難しかけた。吹雪に巻かれて日も暮れて、今にも凍え死にそうな状態で、彼らは近くにあるはずの避難小屋を目指した。それしか助かる道はない。
何とか4人全員が小屋にたどり着き、とりあえず一命をとりとめた。だが、凍えた身体と濡れたウェア、小屋の中とはいえ火はない。熟睡してしまえばそのまま凍死してしまいそうだ。
そこで彼らは眠らないように対策を立てた。部屋の4隅にそれぞれ立ち、1番から4番までの順番を決める。1番から壁伝いに反時計回りに歩き、次の角にいる2番の肩を叩く。肩を叩かれた2番は、3番がいる角を目指して歩き、同じように仲間の肩を叩く。3番は4番の……という風に順番にゆっくりと歩き続け、夜を乗り切ることにしたのだ。
燃料とバッテリーの節約のため小屋は真っ暗で、疲労のために言葉も少なかったが、この行為を根気良く続けたことで彼らは無事に夜明けを迎えることができた。
しかし彼らは下山後に気づいた。
この行為は4人では不可能なのである。4つ角に4人では、絶対空白が出来てしまうのに……?
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