そりゃそうだよな (王子様という表現は些か気持ち悪く感じられたが、寂しさを宿した瞳を伏せ何か言おうと開けた口を思い付かないまま閉ざし。気まずい沈黙を破った以外な発言に目を丸くし相手の顔を見つめ「ははっ、頼りにしてるぜ相棒」笑い声を上げ肩を叩き、ふと顔を上げれば雨が止み心の闇と共に空まで晴れ渡り口元が弧を描き