一見さん 2017-02-20 08:09:16 |
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>>246 ◇ 穢れなき純白の君
(ステンドグラス越しに西日が差し込む主聖堂。祭壇中央の大きな十字架に腰を下ろし、不敬極まりなく土足を掛けては黒い羽の集まった翼を露わにしたまま、街と変わらず色味のない室内を見渡しており。陽光の色に比べると濁った紅の瞳は、これから紡がれる物語への期待をしているらしく愉悦に歪められ、目当ての人物が扉を開けば其方へそのまま笑みを向けるだろう。─彼女が愛した人と、同じかんばせで。)
──やァ 。シけた面してンなァ … 、
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否ァ? 悦楽は遅れてやってくる方が、喜びが増す。
そもそも、俺とお前では時の概念が異なる。些末な話に付き合わされる俺の身にもなれ。
──しかし、願いなら在るなァ…。
『 手纏の端無きが如し 』。
この縁は、計られた物で在ると想うのであれば来ると良い。…俺はそう願う。
(/ スペース感謝 )
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