2017-02-19 12:58:22 |
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はは、私誘拐されるんだ。うん、いいよ。じゃあおじさんは誘拐犯ね。
( まさかの自分が怪しいと自分で認める言葉に返ってくる返事としては予想外だったのかぱちぱちと瞬きをしつつ物珍しいモノを見るように暫し凝視し。写真には触れぬ相手。それは暗にそこから先には踏み込んではならないという壁のようなものであり、それを感じて尚、差し出された手をとるのは好奇心からか。「 誘拐なんだから家は駄目だよ。 」手と手の繋がるそこから感じる小さな温もりは大袈裟なまでにこの夜の寒さを消してくれたような気にさえなり。立ち上がり、そこで改めて感じる身長差をぼんやりと思いながら何処へ行くのかと視線で問うて )
うん。私もいろいろやってみる。千夜子が優しさだと捉えれば、どんなに冷たくたってそれはきっと優しいんだよ。なんて。
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