(得体もしれず、初対面だが困っている人はほうっておけないのが自分で、それも少女であれば尚更なことで、差し出した手をおずおずと握り返す相手が小さい声で問いかけてくると「このまま放っておけっていうのも無理な相談だよ。それに、家に帰っても一人だから来てくれると嬉しい」と、懸念がある相手にそれを払拭させるような言葉を述べれば相手の手を引いて立たせて「さ、帰ろう」とそのまま手を引いて我が家へと向かい)