執事 2017-02-18 14:33:12 |
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や、やめて。今でも思い出すと恥ずかしいのよ。
( もうひとくち。紅茶を啜るためにカップへ口を付けた途端、相手の発した言葉に思わず喉を詰まらせて。噴き出すとまではいかなくとも、揺れたカップから溢れた紅茶が指を濡らし、それを拭うために机へ置かれていたナプキンを取って。日焼け止めだけではなく、入浴の世話だってされていたのを思い出せばたちまち頬に熱が昇っていくのを感じ。平静を取り戻すために鼻の頭、眉間のあたりをぐっと指で挟み押さえて。「今はどんな花が咲いている頃かしら」ふぅ、と息を整えて花壇の話へ移ると、再び紅茶を飲み直して )
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