赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>シェリー
貴女が、彼と皆の橋渡しになってくれているわ。切欠が無ければ彼はずぅっと湖の畔から出てこないでしょうから(決して話し上手と言う訳でも、気遣いが出来る訳でも無い、言わなくて良い所を突き必要以上に嫌われようとする男のことを。その誤解を解く様に他の住人との繫がる切欠として彼女がいるのだと胸が暖かくなる思いで言葉を紡ぎ。帽子屋と三月兎の単語が出ると「なら、今度は森の中に有る帽子屋の屋敷にお邪魔すると良いわ。あそこに帽子屋も三月兎も、いつもおねむな眠り鼠も揃っているもの。あの三人がお茶会に招いてくれる筈、場所は___そこで立ち往生している大きな彼に教えて貰うといいわ」彼女の上げた住人の揃う場を口にし、その後に自身の事も視野に入れてくれている優しさが嬉しく目を細め「もちろん、貴女がこうして此処へ訪れてくれることをいつだって待っているわ。だからいつでもいらしてね」会釈のように頭を下し、部屋を過ぎる際に「素敵な贈り物を本当にありがとう」とその背へ語り見送って)
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