赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
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>グリフォン
僕が知らない事を知っていて、本当は読書に集中したかったのだろうに手助けしてくれた。あの優しさは強さだろうね。
(先生と呼びたい所以は教養のみならず独特の包容力を感じるからこそ。優しさの形は千差万別、グリフォンのように不器用なこともあれば芋虫のように父性であることも、どれも代え難い慈愛であるのをしっかりと感じ取っているようで言葉を結んだ後片手を胸元に置き。短い返しにどきりと胸は鳴り、それでも隠し通すは失礼と顔を上げ「グリフィ。ヘイカは言っていた、助けてと。僕はどうすれば彼女を救えるのだろう。それは女王になる事なのかな。」しばし口を閉ざし再び「僕は思う、女王になるならないではなくて…この国にただ存在していたいって。君はどう思うのか、教えて欲しい。」味に一抹の不安があったものの、特に不快な色は見受けられなかったのが安心を呼び起こして息を吐き。陛下も喜ぶであろう、才がある。大袈裟ではと思う間もなく大変な名誉を頂戴したとしたら真っ先に幸せだと捉えるもの。もうこのきっかけを何も隠さなくても良いだろうか、喜び勇んで側へ移動し囁くように本当の中の本当である理由を「決して重くは考えずに聞いておくれ。僕はやっぱり君の笑う顔が好きだよ、でも僕にはとっておきの魔法なんてない。だから贈り物の力を借りたいと思ったんだ。変だろうね、そして説明出来ないよ。」にのせて届け。)
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