赤の女王 2017-02-13 17:46:29 |
通報 |
>女王様
(先日一度訪れた女王様の元への道はすっかり忘れてしまっていて。グリフォンを呼び、今度はしっかりとその道を刻み込もうと周りの物を覚えながらやって来てから、中へ入ろうとしない彼の様子を見て首を傾げて。無理強いする事は出来ないと頷いて中へ入ると、「ごきげんよう、女王様!」と初めて会った時とは異なる明るい声で挨拶をしてそばへ駆け寄り。「あのね、お話したい事が沢山あるのよ。プレゼントしてくれたお部屋はとても素敵だったし、グリフォンが涙の湖へ連れて行ってくれたし、……そうなの。女王様が教えてくれた帽子屋さん、とても綺麗で明るくて、優しい人だったわ!」少々興奮気味に伝えてから、褒められたドレスの裾を持ち上げて広げて見せ。「グリフォンとお揃いの色なの。…あ、それとね」得意げな、けれどどこか照れ臭そうにそう言ってから扉の方をチラリと見てから、忘れてはいけないと慌てた様子で、手に持っていたプレゼントの袋を差し出して「これはね、グリフォンとわたしからのプレゼントなの」女王様は喜んでくれる、そう言った彼の言葉は勿論嘘ではないと分かっていても、緊張した面持ちで相手の様子を窺い)
トピック検索 |