お尋ね者 2017-02-12 22:27:48 |
通報 |
( 自身と遜色ないほどの淡泊な返信を受け取って数十分、煙草を片手に注いだ酒は既に4杯目に差し掛かったところで。極道の使い走りのような仕事を熟した一日の後は心労のせいか酒を飲むペースも早く、目縁に赤みが差し始めるのも意に介すことなく孤独の飲酒に酔い痴れて。半ばまで灰になった煙草を灰皿に押し付けたところで漸く此方へ近付く人影の存在に気付くと、投げ付けられた皮肉を軽口で避わしつつ、酒の酔いも手伝ってスキンシップの気軽さで相手の肩へ片肘を乗せ、心持ち寄りかかり。 )
…そうだな。偶にはこんな辛気臭い飲み屋じゃなくて、小洒落たバーで堂々と待ち合わせがしてみたいもんだ。なァ、大和。
トピック検索 |