216の匿名 2017-02-10 18:37:18 |
通報 |
(相手のについて、木で出来た階段を上り暖簾を上げて中を覗き。ツリーハウスだからか部屋の中は意外にもこじんまりとしていてお世辞にも広いとは言えない。でも中は十分に生活できるほどしっかりと出来上がっている様子。目の前の空間が、いつしか幼い頃に父と作った秘密基地に似ているような気がして知らず知らずのうちに頬を緩めて。相手の声に、お父さんもいるんだとも思うも呼ばなくてもすぐに居ることはわかるんじゃないかという思考も、ちゃぶ台に乗った小さな影により打ち消され。小さな目玉にて足が生えた姿。悲鳴が出せないというよりも声が出せないといったようで。相手の声にまたもや我に返ればお邪魔しますと小さな声で言いながら靴を脱いで中へと上がり。「……さ、さっきは助けてくれてありがとうございます。ゲゲゲの鬼太郎、ですよね?私が手紙を出した……」相手に向き合う形で、正座して座ればまずは助けてもらったお礼を。次に先程と同じ問いに少し付け足したものを口にして。)
トピック検索 |