216の匿名 2017-02-10 18:37:18 |
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え、あっ…だ、大丈夫です。
(走っているうちに、景色は見慣れた街からどこか怪しい雰囲気へと変わって行って。相手が足を止めると同時に自らも足を止め、目の前を光景を凝視し。商店街のようにいろいろな店が並んでいるが、どこもかしこも人ならざるもの。しかし不思議と、恐怖は感じない。むしろ暖かくとも思える。突然上がったうわずった声と、手から離れた感触に我に返り。そういえばと状況を思い出して謝る彼に対し、首を横に振って気にしないでと。相手の言葉に導かれるがままに、歩き出しては相手について進み始め。歩くにつれて膨れ上がる興味、けれど周りから受ける視線が少し怖くって顔を俯かせたまま相手の背中についていき。やがてたどり着いたのは、さっきの場所よりも静かな場所。ツリーハウスのような建物を呆然と見上げて。)
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