濡鼠 2017-02-08 17:27:58 |
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>レオパルド/シャム
あ……あ、嗚呼、__。
(少女の都合とはいえ自由が許された足の皮膚と肉に食い込んでいた縄が齎す痛み、叶うなら其処を撫でて一時でも自らを慰めてみたかったが今は下肢が動くだけでも喜ぶべきと上体を捻り、視界に入る彼女の女性たる象徴の一つを覆い隠す布面積の狭いそれから双眸を外しつつ右足を、遅れて左足を床に膝を付きフォークで傷付けられた太腿の傷口からじんわり滲み出す粘っこい血の不快な感触に耐えながら腰を上げる。そうして一日以上経って漸く括られていた椅子よりも高くなった視界に映り込む部屋の全貌に思わず言葉を失い、微かな摩擦さえ痛覚を刺激する唇からぽつりとケチャップだらけの床に零れ落ちるのは愛しい妻の名。アレックスが欲しいと、視界に入れたいと欲した場所に張り巡らせていた妻の喜怒哀楽を切り抜いた写真は無邪気な悪意に散らされ、汚され、今は見る影もない。男に組み敷かれた夜でさえもこれほどの絶望をアレックスに与えることはなかっただろう。それと自意識に捉えることも出来ぬうちにベタつく頬を一筋の雫が流れ落ち、だからこそ、亡き妻の残像に暴挙を働いたであろう手で尻肉を触られると心臓を素手で鷲掴みにされたかの如き鮮烈な怒りが全身に突き抜け、女の要望を聞き入れて肉の塊を調理するのだろうキッチンに向かう青年の背中に食らい付かんと足を踏み出すもそれは首輪と少女が持つリードによって阻まれてしまい、目標を失った上下の歯が青年の肩の数ミリ手前の空間を掠り虚しくガツンと歯を噛ませる間抜けな音をダイニングに反響させて。「外せ、これを外せ、外せぇッ!!」風呂もハンバーグもどうでもいい、ましてや体裁など無価値も甚だしく、心臓を介して四肢の末端にまで満ちていく怒りと憎悪が獣のような唸り声となって体現され、無機質な拘束具が首に食い込み皮膚が破れようと構わず繋がれた鎖を断ち切らんばかりに必死にもがく様は無害な郵便屋にさえ吠え立てる番犬と然して変わらぬ無様なひとり遊び。それでも表現し足りぬ憎しみをレコードを打ち負かす怒声でぶちまけ。)
__がっ……彼女が一体何をしたって言うんだ!死人の顔に泥を塗って何が楽しい!?お前らにとってはただの紙切れでも、私にとってはそれが彼女を見ることの出来る唯一なんだ!!詫びも何も要らない!だから返せ!彼女を、返せぇええええッ!!
>主様へ
(/背後の都合で身勝手を突きつける非礼を働いてしまったにも関わらずそのように身に余る言葉を頂いて、拝見した際、心臓が締め付けられる思いでした。
お待たせしてしまう申し訳なさばかりが先立ってしまい、一方的に勝手な判断をして本当に申し訳ございませんでした。長らくなりきりをしておりますがこのように引き留めて頂いたのは初めての経験であり、感無量で言葉もありません。斯様に不肖な背後ではありますが、主様のお言葉に甘えてもよろしければ…更なる勝手をお許し頂けるのであれば、引き続きお相手を願えれば嬉しい限りです。また、これまでと比べて大幅にレス頻度が落ちてしまいますこと、重ねてお詫び申し上げます。
繰り返しになってしまいますが、この度は振り回してしまい本当に申し訳ございませんでした。)
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