濡鼠 2017-02-08 17:27:58 |
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レオパルド:(明るい日差しの中で覗く顔はこの家に訪れた土砂降りの雨の夜と比べられない程、人生の労苦を凝縮してうけた打ちひしがれてすらいる、今にも吹き散りそうな弱弱しい物に変わっていて。落ち着いた安らかに心を休める睡眠を取れていない事、目の下に色濃く沁みる隈一つを切り抜いても彼にとって過ごした時間が地獄だと言う事が伺えて。血色の悪い顔色なのに、唇ばかりは歯を立てられ強制的に赤みを出されているのだから性的思考を煽るなと言う方が難しい、這わせた舌先、伝う唾液でヌメヌメと光る唇は唾液なのか血が滲んでいるのかその違いすら分からない。事実、少女が住んでいる事と家主の居ない現状から嘘が事実になり遠ざかる車のエンジン音を聞き終えた所で噛ませていたネクタイを口から外し「Good morning,アレックス___螺子の外れた仕事仲間で助かったよ」A-HAHA!睨まれる目付きすら可愛らしい物、もしも客人が作られた普通を疑い中に入ってきていたならば形勢は変わっていたのかもしれないと、逆を言えば離れに有るこの住宅に訪れるのは仕事仲間位だろう。此処を乗り切れば暫くは何も心配が無いのだと心底楽しそうに声を上げ、既に何に濡れているのかすら分かりかねる前髪を指先で掬い「食いたいもんは?、……気分が良いから好きなモン作ってやるよ」口に噛ませていたネクタイを床に転がせ、上機嫌のまま問いかけて。上機嫌になるのも当たり前と、ずっと傍を寄り添っていた小説の著者、恋をしていあ文章の生みの親。憧れに焦がれていた彼を、組み敷きやりたい放題に肌を交わしたのだから。一仕事終えたシャムが戻ってくれば宥める様に片手を立てて「__ってぇ。Thanks,シャミィ。お前は本当にお利口だ」ヒステリックに頬を叩く手の平の衝撃を耐えては、そんな彼女を抑え込むためパチパチ拍手を数回共にして賛辞の言葉を送り)
シャム:ねえねえ!パァパ!この名刺いるぅ??(阿呆が帰ったとばかりに車が消えた時点でバタバタと騒がしく戻ってきて、指の間に挟まれる名刺をちらつかせながら問いかけるも大きな目を一層と剥いてわなわなと怒る様に肩を震わせ「bitch ! bitch ! bitch ! 酷っどぉい!シャミィだってパァパとラヴラヴしたいのに!レオくんばーっかり独り占めしちゃって!___Boo,」正に雌犬、ギャンギャンとヒステリックに声を荒げてバチンバチンと躊躇うことなく一人一発とレオパルドにも彼にもビンタを行って、次ぐ宥める様な褒め言葉で漸く振り翳す手を止めると、レオパルドに支えられる彼の上へ跨る様に座り込み豊満な胸へその顔を押し付ける様に独りよがりのハグを行って「パァパったら可哀想。あっちもこっちも血だらけだわぁ、シャミィがよしよしってしてあげるぅ」押し付けたままの後頭部を言葉通りに撫でまわし、両手で頬を持ち顔を固定すると鉄臭い口紅をぽてっとした己の唇に移す様に、寧ろ唇から滲むその血液を堪能するように、ぺちゃ…ぺちゃと繰り返し湿った音を立てるキスを行って、ディープなキスで舌を差し込み糸を垂らす様に唇を離すと「パァパ。レオ君がご飯作ってくれてる間にシャミィがお風呂に入れてあげるわ、昨日ワインのお風呂をいれたのよ。体を洗ってる間に追い焚きすれば直ぐに入れるわ__AHA!今更恥ずかしがることなんて何もないでしょう?」カチャカチャと首に回した首輪を指先で弄べば犬の散歩に使うようなリードを括りつけ「ゆっくりでいいわよう、歩けないでしょソレじゃぁ」手首足首を固定するような括りを見ればリードの先を持ち立ち上がり、クイクイと引っ張りながらも「ほーら、あんよが上手!おいでぇ、」なんて屈託なく笑い声交じりに呼びかけて)
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