濡鼠 2017-02-08 17:27:58 |
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レオパルド:Get out_Get out_Get out,……____そーォ冷たい事言うなよHoney,金なんか要らねェんだ(意識を取り戻した、強制的に取り戻されたが正しいか。朧な意識が鮮明に変わるその瞬間を見逃さず、顔を確りと瞳に捉えて。力強い眼は何も屈していない事を示すばかり、それが他ならない己のサディズムを擽るとも露知らず。懸命に交渉し、命の安全を確保しようとする痛ましいまでの様を唇を閉ざし黙りこくり見届けて。交渉と称したが、之では既に懇願の方が近いだろう。顔から生臭い血液を滴らせ、気品ある高級そうな衣類は今頃果汁特有のベタ付きに襲われたこと。薄気味悪く口を噤み黙っていた唇を開けば長いお喋りに向けて酸素を肺に落とし込み、置時計がチック・タックと時間を進めるように馬鹿にした口ぶりで先の言葉を真似繰り返す。パンケーキに使うバターナイフをテーブルの上から手にすればドラムのスティックのようにカチャンカチャンと皿を叩いて回り「仲良くしようぜぇ?アレックス、お前が言う事さえ聞いてくれるなら長い付き合いになるんだ。uhhuh__余計な事は考えんな。Ok?」ナイフの先を眉間に宛がう様に軽く触れさせ、じっとりとした眼球で真直ぐに見据え。顔に張り付く長い前髪を掬い上げる様にナイフの先を動かせば口角を吊り上げて「シャミィ、メープルシロップ取れよ。ヒュゥ,__Thanks」キャップを奔放に投げ捨ててレモンジュースの掛かる顔へケーキのコーティングのように落とし、べろり__舌を伸ばせばシロップの乗る頬を下から上へ舐め上げて「金なんかクソ程要らねェ。__アレックス、愉しくなるぜ。仲良くしようなア」舌に伝わるのはレモンの酸味と甘ったるいメープルシロップ、ほんの僅かな鉄臭さ。もっと欲しい、産まれる欲は堪える必要が無いとばかりにべろり…ぬらり…と舐め回し、顔を引き離せば「Hey,アレックス。今度は俺にヤらせろよ」HA-HA-HA!ゲームのように笑いながら背凭れを革靴で蹴り上げる、そのままの体制で倒れる彼を覗いては馬鹿にするような口振りで。途中、シャムのストップコールが無ければ恐らく其の儘暗転だったろう気のままに「fuck!__煙草吸って来っから、動かねぇようにちゃんと首繋いどけよ」言い残し一度その場を後にして)
シャム:(口遊むようなレオパルドの歌に合わせて振り子のように頭を左右に揺らし、おどける様なふざけた表情で依然変わらずに目を覚ました彼の顔を覗いていて。「uh-huh,パァパったら勘違いしてるのねぇ。シャミィもレオくんもパァパの事が大好きなだけ、んもぅっ。そんな怖い顔しないでよう。え~んえ~ん、シャミィ怖くて泣いちゃう!」ぐすんぐすん、両手を目元に宛がうワザとらしい泣き真似を。その後両手を開いていないいないばあの要領で笑顔を露呈、寝そべったまま片腕を伸ばせば頬を撫でてよちよち。と赤子扱いを、レオパルドからの頼まれ物を放り投げる様に摘まんで投げ渡し、続く行為をラブロマンスのシネマでも見ているようにテーブルの上のパンケーキの屑をポップコーン代わりに摘まんで眺め。イスが倒れた所でハッと思い直したように「stop・stop!レオくん待って!待って!折角パァパ目を覚ましたのよ!乱暴しちゃダメぇッ」ぶっくり頬に酸素を溜め込んで叱咤する口振りでテーブルの上から起き上がり、今まさにカチャカチャとベルトに手を掛けるレオパルドに後ろから抱き着きその行為を止めて。注意をすれば一度は引いてくれた様子を見て、悠長に「ハーイ」なんて音符マークを添えるご機嫌な口ぶりで返事を行って。るんるん、と鼻歌を共に首輪を一つ、ジャラジャラと重たく長いチェーン(恐らく部屋の中のみ行動できる長さの物)の付いた枷を一つ、これは遊び心かバラエティショップで買えるような手錠を一つ持って戻り「パァパ、パァパ。シャミィが守ってあげるからパァパは死なないわよう。絶対死なないの、殺さないもん、シャミィが守ってあげる。A-HA-HA!子供に守られるちっぽけな命ですって、猫とか犬みたいね。__YEAH!なんて運命的!猫とか犬にこれは必要でしょぉ?」倒れ込んだままの足に枷を一つガチャリと繋ぎ、見せびらかす様に首輪を披露してから「苦しかったら言ってねぇ、きっとレオくんに乱暴されちゃうから。今苦しかったら後々大変よぉ」カチャカチャ、首輪を嵌める音を手慣れた様子でたてるばかり。「パァパ。イイコイイコ、今起こしてあげるからねぇ」よぉいしょ!掛け声とともにイスを起こし上げ。「Boo,なんてかわいそうなパァパ。今シャミィが拭いてあげる」ただ濡れるだけじゃなく粘着質なベタ付きさえ加わったその姿を見ればちゅうと投げキッスを一つ行ってからミネラルウォーターの入るペットボトルと何やら裁断された布を持って戻り)
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