そんな事ないさ、俺ひとりじゃここまで来る事なんてできなかった (廊下を暫し歩き、病室の前に来ると足を止め。扉を開けると振り返り、微笑みながらそう告げて。実際、親を亡くした後は家族同然として育っていた為そこまで寂しさを感じずにいれたのは彼のおかげでもあるだろうと思い)