それはあまり良くないな、ほらこれでも羽織っときな (今日も晴天、中庭を散歩するにはちょうどいい気候だろうと前を歩く彼の背を見ながら思いふと微笑んで。しかし風が吹くと身震いをするのを見れば風邪をひかれては困ると苦笑を浮かべ自身の羽織っていたパーカーを脱ぐとそれを彼の肩にかけてやり。ニっと笑みを浮かべると「俺のことは気にするな、これ位が丁度良くてな」と続け)