それじゃ行こうか。…う、少し寒いね。 ( その表情を見ればほっと安堵の息を吐いて早く外に出たい様子で声を掛けると、彼より先に入口の扉を開けて一歩二歩と足を踏み入れ。空を見上げ雲一つ無い晴天の下、ひゅうと頬を掠める風を受ければ病人服は薄着故に肌寒く身震いし )