五条さん、こっちで座って話そう? ( ぼふ、とソファーの上に座って身を預けるように凭れ掛かり家の中を見渡しては、記憶を失った日から久々に帰ってきた我が家は殺風景な病室よりも当然落ち着くためほっと安堵の息をつき。無意識に真っ白のクッションを抱き締めつつ視界に彼の姿を捉え、鞄を床に置くと少し横にずれてスペースを空けつつぽんぽんと軽く叩きながら隣に座るよう促し )