おつかれ少年 2017-01-22 18:05:45 |
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分かってるって。俺だって満身創痍の恋人に無理はさせられませんよ…っと。
(消毒液が染みる痛みくらい相手が日常的に加えられている暴力の痛みと比べれば蚊に刺されたような物では無いのかとも思うのだが、やはりその間には歴然とした差があるのだろう。逃げようとする相手も直ぐに大人しくなれば、瘦せ衰えても尚滑らかに感じる頬の感触が首筋に妙な熱を落として。痛々しいなんて言葉じゃ表現し得ない程に相手の体を痛めつけた痕が目に入る度丁重に扱わなければと自らを戒めながら、湧き上がる欲にも適度に従って傷の無い首筋を柔らかく食み。少しの刺激でも傷口を痛めてしまう可能性があり、ゆっくりと慎重にシャツを脱がし終えると一度離れて体の状態を確かめ。見慣れていると言えば常人よりは見慣れたが、それでも己自身が経験した事も無い程苛烈な傷は何度見ても澄まして居られるものではなく。「染みるけど我慢しろよ。なるべく早く終わらせっから」一先ず根性焼きの痕等化膿しつつある部分を濡らしたタオルでそっと拭き始め「…痛くて寝れねぇだろ。こんなんなる前に俺んとこ来い。何時でも良いから。その方が俺も寝れるし」声色だけは淡々として告げるが、その表情は苦しげに曇っていて)
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