…誰ってあなたに決まって―― ( 顎を持ち上げ問い掛けると其の侭の表情で上記を言い掛けるが、最後まで言い終わる前に彼の唇によってそれは阻まれ。やっと赤みが引いた顔がまた朱に染まれば、一言言ってさっさと支度を始めた彼に向かいキッと睨み付け。だがこれでまた突っ掛かれば埒があかない故、指示通り大人しく部屋に荷物を置きに行き。 )