通りすがりさん 2017-01-17 19:05:31 |
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ああ、任せろっ!
(相手の年相応の得意そうな顔を見ると何故かかつて己が身を置いていた戦場を思い出し、初めて彼女のことを一人前の戦力として認識すれば頼もしく感じて自然と口角が持ち上がり、依頼する声に意気揚々と応答すれば半透明の壁の向こう側で低く唸り声を上げている狼を真っ直ぐに見据えて。先程顔面に拳を受けたために獣の目は片方潰れているようで、それでも素早い動きは変わらないため油断は出来ないが勝機はあると思えば手にしているナイフを逆手に持って前に出て、防壁から手だけを外側に突き出しては狼の背中に刃を突き刺し。もうひと息だと考え防壁の外に飛び出し、痛みに悶えのたうち回る狼の腹を足で押さえもう一本のナイフを喉にお見舞いすると暫くして狼は動かなくなり。)
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