20359 2017-01-03 18:11:39 |
通報 |
……
(相手が黙ったのを見ては、こちらもこの状況で喧嘩をする気は無いので、取り敢えず割と機嫌悪そうな顔で黙り込み。背後にはあいも変わらず気を向けて居たが、殺意が薄れていくにつれて、少しずつだがつい安心してしまい、前方への注意も徐々に薄れていく。如何してこんなことになったのか、とぼんやり思考して居たところ、聞こえてきた、相手の言葉にハッとする。ゆっくりと辺りを見回すと、確かにもう既に通った道の様に感じた。先ほども間違いなく見た極彩色の綺麗な花が、確かに前に進んだはずなのに、そこに存在している。その事実に、普段はほとんど動揺のない貴方が僅かに動揺しているのを感じ取ると、「道を逸れて行ってみるか?」と、横に逸れてみれば、同じところを回り続けているのかどうかは、少なくとも分かるのでは無いか。とそう考え提案して。剣を抜いて、その辺りの木に大きく傷をつける。傷が木の幹に確かについたのを確認すると、方向転換をして、先行して歩き出し。)
トピック検索 |