ぬいぐるみーず[ほのぼの/日常系/人数制限]

[内容]
宇宙には数多くの銀河系が存在していながら地球以外の生命体を発見出来ないのはきっと、我々が住むこの銀河系、太陽系が非常に珍しく、稀で、奇跡的に条件が揃ったから成り立っているのだと考えられる。
故に、似たり寄ったりな太陽系があるとして、そこに生命体が誕生するとは限らない。
若しくは生命を維持できる環境が無い、と考えるとふわふわぬくぬくもっふもふのぬいぐるみの姿をしたアニマル人が生きる為に良質な星を探すのも何もおかしな事ではないのだ。

彼らは地球に不時着し、生き残る事が出来ない故郷の星を捨てると覚悟したが、そのアニマル魂だけは捨てる事は出来なかった…。
最初こそは本物のぬいぐるみに扮し、出荷され可愛いチビガキンチョたちにでも可愛がられて生きようとしたがそれぞれ思う所がありついこの間集結した。
やがて彼らは人間に寄生し、ぬいぐるみではなく人間としての道を進む。しかし貯金も無ければ行く場もなく、世の中はなんて冷たいのだと知った5匹はボロアパートの六畳一間を全員で寝床にし、それぞれ正社員を目指して精一杯働きます。
アニマル魂だけは捨てず、着ぐるみを身にまとって…。