主 2016-12-29 01:10:55 |
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▷▶︎▷ 世界観
なんじゃお前、見ない顔じゃな。あん?我か?我は時空の番人をしておる。な、なんじゃその目は!そ、そのような目で我を見るでない!…おほん。こんな所に足を運んでくれたお前に、一つ昔話をしてやろう。昔と言っても最近の話じゃがな。そうそう、丁度お前と同じ程の若者じゃった。
彼らはとある大学に通う三年生じゃった。四人組の男女でな、同じサークルに入っていたそうじゃ。同学年が彼ら四人しか居ないものだから、彼らはすぐに仲良くなった。じゃがサークルと言えど、活動はほぼせず部室でダラダラと過ごすのみ。そんな彼らは、ある日気付いてしまったのじゃ。「 大学に入ってからというもの、何一つ青春らしい事を出来ていないじゃないか! 」とな。まあ所謂、非リア充というやつじゃな、よう分からんが。そして彼らは天に祈ったのじゃ。「 高校時代に戻りたい! 」と。こんな馬鹿らしい願いを誰が聞いてくれるじゃろうか、だが天は彼らを見捨てはしなかった。彼らは気付けば高校生に戻っていたのじゃ。まあ勿論身体が縮んだ訳では無い、時空を超え過去にタイムスリップしたのじゃ。…信じられんという顔をしとるな、分からなくもないが、これは紛れもない事実じゃ。それもその筈、願いを聞き入れたのは、この時空の番人、我じゃからな!
こうして彼らは、もう一度高校時代を過ごすことになった。大学で出会った彼らは勿論高校は違う筈なのじゃが、何故か同じ制服を身に纏っていたそうじゃ。これは、単なる過去ではなく、平行世界つまりパラレルワールドなる世界に来てしまった所為なのじゃが、これ以上話しては長くなるじゃろう。我の昔話はここら辺でお終いとしよう。
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