匿名さん 2016-12-28 21:29:47 |
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最近また遅くてごめんな。
まぁお前は純粋なままでいろよ
(目的地なしに車を走らせ広い公園に到着、先程の会話では犬の散歩をする老人まで悪人に見えてしまう。そんな思考は持って欲しくないのが兄の願いであったりして、弟の肩をぽんと数回優しく叩き)
気にすることないさ、僕も最近遅れ気味
純粋か…その純粋がいつまで続くのか
(もし死ぬまでこの仕事を続けていたらいつかその純粋さもなくなっていくんだろうなと、優しく叩かれる肩の感覚を味わい)
お前こそ気にすんなっての。
さぁな、サミーにはしっかりした兄が居るから安心しろよな。そろそろ戻るか
(空気がしんみりする前に場を和ませてやろうと遭えてのサミー呼びでにんまり、時計に目を向けモーテルへと車をUターンさせ)
お互い様だね
そうだな、しっかりしてなさそうでしっかりしてる兄貴がいるからね
(溜息をつくように笑い、聞きたくない呼び方に軽く方を叩き。感覚としてはまだ時間はたってないように思われたが、もうそんな時間かと頷き)
んじゃ、サミーに免じて許して貰うって事でこの話はここまでだな。
おいそれどっちだよ
(弟なりの照れ隠しかと思えば可愛らしい表現にニヤニヤするのを止められず、口元を覆い片手運転でのろのろモーテルを目指し)
何笑ってるんだよ、気持ち悪…
(特別面白いことなど言ってないのに、隣でニヤけるように笑う姿に眉をひそめ呆れるように再びため息をつき窓際に肘をつき外を眺め)
いや別に。さて到着だぜ、何か変なモンが映ってりゃ良いけどな
(呆れる弟には楽しげに口笛吹かしニヤつく理由は教えず。敷地内に車を停め、何事も無いような平常心を装ったまま部屋の前へ)
さぁ、どうだろう
(部屋に入りカメラを取り付けかカーテンの隅にいき、ちゃんと赤ランプがついてるのを確認し取り外してパソコンに接続して)
押し入った形跡がないのは侵入してないからか、あるいは手練れなのか
(パソコンの処理を待ちながら室内をざっと見渡したところ室内に人が入ったようには見えないが、真相を探るべくして画面を覗き込み)
それか人以外の仕業だったり…完了っと、見るよ
(この仕事をやっていれば、幽霊の類がやったことも考えられるとパソコンの画面に目を向けながらいい。解析が終わった動画の再生ボタンを押し)
それなれら俺らの得意分野だな
(窓枠や出入口などEMF片手に室内をうろうろ、早速赤く光り反応あり。どうやら弟の読みで正解と言えそうな、しばらく動きのない動画を見つめ)
これで動画は終わり、でも反応はあるんだろ?
(反応はあっても動画には何も映っておらず、再生バーが終わりもう一度始めに戻し念入りに穴があくほど見つめていたが何も怪しいものは映っておらず)
ある、何かがいたっぽい事は確かなんだよ
(反応があるから当然何者かが映ると思いきや予想外の映像に落胆して突っ伏し、再度見た所で何も映らない事に変わりはなく机にくっつけた顎をぐりぐりお手上げモードに)
…姿を消す悪魔なんていたか?
(父の手帳を読み漁り、過去に似たような事件がなかったか調べるもそのような事件は無く。自分たちが経験した事件の中にもその様な事件は一切なく、こちらもお手上げだとイスの背もたれにもたれかかり)
いや、そんなの聞いた事ないよな。故障じゃないだろが…あー分からん!
(弟の問いに首を横に、全く持って相手の検討は付かないが鍵は見付かり問題視する必要ないかも。赤く光るままのEMFをテーブルに置き、顎を滑らせテーブルに突っ伏し)
でも、このままほっとくわけもいかないしな…
(やっぱりか、と大きく項垂れ。何かほかにいい方法は無いかと考えていると一つ提案が頭をよぎり、この方法を兄がやるかどうかわからないが)
なぁ、このモーテル全日回ってみないか?EMF持って
モーテルに何か取り憑いてるってか、よし調べてみるか
(そこそこの広さがあるモーテルを調べるのは骨が折れそうだが仕方ない、弟の提案に乗る形でEMF片手に立ち上がり)
この部屋にいるって訳じゃないからな
(断定は出来ないが、もし自分たちを追って来たとしたらまだ遠くには行っていないはず。念の為に聖水とコルトを隠し持ち部屋を出て)
隣の部屋に居たりしてな
(壊れかけのラジオのような機械を片手に歩く姿を不審がられ、廊下ですれ違う人に睨まれたり逆に目を反らされたり。一部屋ずつ丁寧に扉の前にEMFをかざして歩き)
案外、近くにいたりして
(慣れたくもない冷ややかな視線にはもう慣れ、怪しいと思った人には気づかれないように聖水をつけては反応を見て)
あり得るな。でもまぁ他人の部屋に勝手に入れるとしたらアイツが一番怪しいよな
(ずらりと部屋が並ぶ奥に受付のカウンターが見え、仕事がなく暇そうに欠伸をする中年男性を指差し)
管理人がか?でも、彼の姿は映ってなかったぞ
(最初は客室を自由に出入りできる管理人が怪しいとは思ったが、カメラの映像にも管理人の姿は映っておらず今では疑っている気持ちの方が大きく)
姿を変えれる…とか。いや分からん
(シェイプシフターのように姿を変えられるとか悪魔のように人から人へ移るとか、思い当たる敵を指折り数えては指を全て伸ばしを繰り返して悩み続け)
シェイプシフターなら、どこかに皮膚があるはずだけど…
(もし相手がそうなら、地下に行くような場所に粘液らしき液体があるはずと下の道路にあるマンホールや排水溝を探すもそれらしきものは見当たらなく)
だよな、直ぐ近くの排水溝にもヒントはなしか
(悪魔だとしたら硫黄が出るはずだと窓枠やドア付近を触っても付着してないし臭いもゼロ、敵が悪魔とシェイプシフターでない事だけは分かっても進展はなしで溜め息が出るばかり)
…いいこと思いついた
(少し考えたあと持っていた聖水を掛けて確かめて見ようと受け付けに行き、泊まっている部屋のエアコンの調子が悪いから見てほしいと言い管理人がカウンターを出たあと気が付かれない程度に聖水を皮膚にかけ)
流石は俺の弟・・・あぁ、今のはお気にならさず。これで直りましたか?
(名案だったのだが管理人は何かが触ったかと一瞬怪訝な顔をしただけ、気のせいという事で特に言及はなかったものの悪魔ではなさそうで唇を前に突き出し指を交差させバツ印を作り)
すみません、ありがとうございます
(兄の反応を見て悪魔ではない事がわかり、肩を落とし受け付に戻っていく管理人を見送り部屋に入り。また振り出しに戻ったと椅子に腰掛け)
よし、今まで得た上方を整理するぞ
(サイドテーブルに備え付けのペンとメモを手に悪魔やシェイプシフターといった思い付く名前を書いた上にバツを記し)
ドッペルゲンガーでもなければ、悪魔でもない…っと。
(思い当たる節を書き上げたものの、やはりどれにも該当するものはなく。ふと天使の名前も頭に浮かんだが他人に変身する天使なんか聞いたことがなく、天使の字の上にバツを書き)
車の鍵がなくなって危うく喧嘩する所だった。それを思えばセイレーンの呪いは?
(以前何かの事件で出くわした名前を思い出し、メモに書き出して苦い思い出が過り眉間に皺を寄せ)
…なぁ、前にも似たようなこと起きなかったか?
(セイレーンはないと首を振り再び頭を悩ませてるとふと頭の片隅からある記憶が浮かび上がり、以前自分のパソコンや車のタイヤがパンクしてたりと不可解なことがあったのを思い出し)
ボビーだ、確か前はボビーが来てアイツの名前はそう…トリックスターだ!
(言われて見れば似たような状況で喧嘩した事があるような、記憶を掘り起こし思い出した名前を指を鳴らして叫び)
とにかくムカつく野郎だったって事は言える
(同じく杭を取り出しジャケットの内ポケットへと忍び込ませ、トリックスターに関する事件の内容はハッキリと覚えてないものの嫌な思いをした事は鮮明で見る間に表情が険しくなり)
だとすると管理人がトリックスターってことか…
(色んな出来こどが頭をよぎり、イライラする気持ちを抑えては聖水では効果がなく聖油の入ったボトルを持ち行く準備を整え)
正体が分かれば怖いもん無し、早速接触するべきか?
(つい先ほど呼んだばかりで再度部屋の不調を訴えるのは不自然かと、フロントで何かしら話し掛けようかとドアノブに手を掛け)
いや、すぐに行くと逆に怪しまれる…相手のすきをつこう
(ついさっき話しかけたばかりでは逃げられる可能性もあり、目標が別のことに注意を逸らしている時やカウンターで居眠りをしている時がいいだろうと首を横に振り)
そうだな、分かった
(言われてみれば警戒され動きにくくなるのは困る、ドアから離れ一旦ベッドに腰下ろし気持ちを沈めることに)
大人しく待ってよう、夜になれば少しは動きやすくなるだろう
(日も明るい時間は人の目は避けられず、目立ち騒ぎを起こしかねず。暗くなれば人の目も避けられ行動しやすく)
んじゃ夜までは自由時間だな
(弟の案に乗っかり行動開始は後程、今はベッドに座った状態からそのまま寝転がり両手足を放り投げて完全に脱力状態になり)
それじゃぁ、僕は昼ごはん買ってくるよ。
(行動までにはまだ時間があり、シャワーを浴びるのにもまだ時間は早く昼食を買いに行こうと財布を持ち部屋を出て)
(大人しく敵の動きを待つのは性に合わず弟の背中が見えなくなったのを確認し、管理人のいるフロントまで出向き椅子に腰掛け新聞を手に様子を盗み見て)
コーヒーと…このベーグルサンド2つ
(兄が自分に隠れてコソコソと行動をしているのを知らず、渡された財布からカードを出し支払いのんびりとコーヒーを飲みながら帰路につき)
なぁ、ここの管理人になってからどれくらい経つんだよ
(ぼうっと座りっぱなしの管理人が動く気配はなく痺れを切らせ適当な質問を投げてみたものの、管理人は「何かご用ですか?」と気だるく答えるだけで目も合わせずにいて)
…おい、何やってるんだよ?
(モーテルに着くと部屋にいたと思っていた兄が管理人に食って掛かりそうになる所を目撃し、行動するにはまだ早すぎる時間だと時計を確認してから「早く部屋に戻るぞ」親猫が子猫を連れていくように服の襟を引っ張り部屋に戻り)
よぉお帰り、旨そうなモン買えた?
(管理人の態度にイライラしだしたタイミングで背後から弟の声がしたと思った瞬間に足が浮きそうな勢いで連れられ「ったく、何すんだよ」部屋に着いた瞬間に足を踏んづけ抗議の声をあげ)
…っ!何勝手に行動してるんだよ、もしやつにバレたらどうするんだ?
(鈍い痛みが足の甲からつたいおもわず朝食の入った袋を落としそうになるのを耐え、夜まで待とうと約束したはずが人が多く出歩く昼間から相手を倒す所を見られたらまた大変なことになると頭を抱え)
相手は目の前、夜まで待っとくなんて出来るかよ
(二人で部屋に篭る間に管理人が逃げる可能性ありの考え方は曲げる気なし、すっかり拗ねモードに突入でも空腹には勝てず腹が鳴るのを叩いて誤魔化し)
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