陽の光浴び 、月輝く ＿ 非募

まあそう言うなって。お互いちっとも会わなかったんだ、たまにはこうして過ごすのもいいだろ。
( 案の定返ってきたつれない台詞にはもう慣れっこな様子で片方の口角を上げては小さく笑みを含めながら片手をひらり、と翳し。狙っているのかいないのか、相手の思惑通りに言いたいことは伝わったようで、それを含めた上で相手の『　暇など無い　』という言葉を諭すように返事をしては常に被っている帽子を軽くあげ、寝転んだまま相手の方をちらり、と見遣ればこちらを見ている相手と視線を合わせ、悪戯っぽく微笑んで見せ、 )
お前が全然顔出さなかったからな、俺も少しは寂しかったっつったらどうする。