確かに人間の姿をしている君に会うのは初めてだ。それ迄君はずっと人間の形には生まれ変わってなかったからな (相手の言葉は最もだと頷きながらそれ迄の年月を遡るように目を細めて語りだし。何処から話せば相手は納得するのだろうかと考えて、話すよりも見せる方が早いと判断すると相手の肩にするりと手を伸ばして触れ。その瞬間に周りの風景がアパートの一室から江戸の街中へと変わり