それ以外の何者でも無い (相手の問いかけに対し当たり前だというように両手を広げてみせ、他にどんな可能性があるだろうかと首を態とらしく傾げて。片足だけ靴を履いて、もう片足は脱ぎかけのまま時が止まった様にいる相手の足元に視線を落として、「随分と不安定な格好だな?」なんて的外れな事を言ってのけ。