教頭 2016-12-10 17:19:00 ID:4c3e4afcd |
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さあて、仕事仕事
(零崎と別れてから、再び歩き出すと備品室ヘ向かった。木製の扉は古びて独特な臭いがする。男性が片脚で打ち破ろうとすれば可能そうなその扉からは膨大な防御魔法がかけられている様で、察する限りでは物理的な外力では開けられないことが分かる。)
...なんだこの扉は 。学園(ここ)はヘンテコなものばかりだなァ。
(ハハ、と苦笑をこぼすと ごそごそとポケットを漁り、銅色の複雑な鍵を一本出す。鍵穴に刺し右に半回転すると、ガチャンと重い音がする。開いた様だ。錆びたドアノブに手を掛け手前に引くと、扉の隙間から埃っぽさが感じられた。)
.... うん、仕事仕事
(自らを納得させる様な口調で何度か頷くと、意を決して扉を開く。真っ暗な部屋の奥からは妖々しささえ感じられ、複数の薬棚が並べられてあった。一歩踏み込む前に手袋をはめ、確認用の資料の入った冊子と銀色のアタッシュケースを持ち、レースアップシューズの踵がコツコツと音を立てて中へ入る。)
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