ワトソンくん 2016-12-10 02:03:41 |
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最初はずっとウィリアムをモデルにした絵とかを個展で出したりしてたんだけど、その絵がなんか凄い人?とかに評価されてそのうちこのモデルで描いてほしいとか色々言われるようになってウィリアムの事を描く機会が無くなっていくんだよな。それでディーンとウィリアムは少しずつすれ違っていってウィリアムはなんで僕は使わないんだって思いとかあるけどでもディーンが有名にってか成功していく姿は見てて嬉しいから何も言えなくなるしディーンはそんなウィリアムの気持ちを知らずにどんどん前に進んでいって他のモデルを描き続けていく。で、ある時ウィリアムがついつい不満とかを口に出しちゃってディーンと喧嘩になる。ディーンは俺だけが売れてお前は成功してないからってうんたらかんたらみたいな事言ってウィリアムを傷つけたまま家をでていく。(因みに半同棲してた設定)
それでそっからは本当に連絡すら取り合わない時期が続いてお互いそれぞれの道を進んでいく。ディーンはだいぶ有名になってきたしウィリアムの方もようやくモデルとしての仕事が増えてきて忙しい日々を送る。
ディーンを忘れかけていた時にウィリアムはヌードデッサンの仕事を依頼されて出向くんだけどその依頼主が変態?っぽい奴で明らかにデッサンは口実って感じで身体とかベタベタ触ってきてウィリアムは嫌悪感を剥き出し。そんな時に思い出してたのはディーンの事で、彼ならこんな事しない、とか芸術をこんな事の為の口実にしない、とかって抵抗して上半身裸のまま外へと飛び出していく。
逃げた先はかつてディーンとデッサンのために訪れた湖の近く。そこに倒れ込んでディーンとの思い出とか幸せだった頃の色んな事を思い出して大粒の涙を流す。
すると突然背中に温もりを感じで顔を上げると自分にジャケットを掛けてくれたディーンの姿。
なんでここに、とか驚いた顔で見ているとディーンが泣きそうな顔で見つめてきててウィリアムも見つめ返す。
どうして、とウィリアムが言うとディーンが君が居ないかなと思ったらいつの間にかここに来てた、と返す。
他のモデルを描くのは新鮮で楽しかった、でも本当に描きたいのはこの人達じゃないって、ウィリアムじゃないとダメなんだってようやく気がついたんだ。とディーンがぽつぽつと独り言のようにいうとウィリアムはまた泣く。
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