刀剣男士 2016-12-03 02:24:40 |
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……僕の部屋来ない?お茶淹れるよ、お茶菓子もあるし。
(相手らしい活気に満ちた笑みを見れば何処かほっと安堵する自分が居て、“彼”が欠けてしまった事による心の穴がほんの僅かでも埋まった気がし。単純だろうか。そんな風に考えてしまっていた時、それまで明るく溌溂としていた相手の表情に影が差し、同時に声色は弱々しく暗い物になっていって。大倶利伽羅が何事も無かったかのように接する事ができるわけがない。それは分かっていたが、せめて再び鶴丸国永が顕現した時彼に余計な心配を掛けてしまわないようにと常々言って聞かせていたというのに、やはりそんな事も無駄だったようで。諦めと納得半分、小さく溜息を吐くと大方予想はできているが相手の話を聞くにはこの場はあまりに不似合いで。直ぐ後方にある自室の扉を指すと、微笑みながら言葉を掛け)
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