「っ……らーそばうどん……っ!?」 焼きそばは何かを思い出したかのように、ただ一点目の前の人物を見つめる。 手にもつソースを落としてなお、彼は動こうとしない。 「……お前は……いや、あなたは……」 焼きそばの故郷。 エダマーメ帝国に滅ぼされ、完全に滅亡したその国での思い出が焼きそばの脳裏に蘇る。 「らーそば……うどん兄さん!?」 続く……