川野 2016-11-02 00:08:49 |
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タックスヘイブン問題。
英語だとtax haven
和訳したら税の避難所。
今年の四月にパナマ文書によってリークされた富裕層の税金逃れの実態の肝ですよ。
日本では大した報道もされないまま、もう古い言葉になりつつある気がしますが、川田氏が提示しているテーマにはどんぴしゃの話題じゃないですか??
過去レスでも税金の話題が上がっていましたが、経済活動が盛んな国では税金が設定されているのが普通です。
国民は稼いだ額に応じて納税という形で国家に還元をし、それで国が回っているわけですよ。
社会保障費も税金から。皆で国を支える仕組みが税金というわけです。
だが最近は、景気が悪いから税率あげようぜ、社会保障削ろうぜ、となんだか不穏。
景気が悪いなら仕方がないかー、納税は国民の義務だもんねー、苦しい時こそ皆で支え合わないとねーと真面目で無知な人たちは偉い人の言うことを聞いてきたわけですね。
ところが、パナマ文書で明かされた実態は如何に?
偉い人たちは税の避難所とされる税金のない国に、幻想の会社(ペーパーカンパニー)を立ち上げて、そこに自国で稼いだお金を送金し、自国では「うちの会社は赤字なんです~」という振りをして、何億何兆という本来、自国に納めるべき金額を隠し、私腹を肥やしていたのです。
この構図は完全に搾取するものとされるものです。
庶民から搾ったお金を庶民に還元していなかった!
そして、富裕層が還元しないために出来た穴を、庶民に無理を強いって埋めさせていた!
大変な裏切りです。
しかも、この外国に立ち上げられた架空の(実際には経済活動を行わず、経済活動をしたという嘘の建前を作るためだけの)会社は、テロも含む犯罪組織とも関連があるんですよ。
ペーパーカンパニーではお金のやり取りだけは行われています。右から左へとただお金を流して「ここで経済活動があって、その結果生じたクリーンなお金なんです」と嘘をついているんですよ。
ようするにどっから沸いたか不明な怪しい金を、清いお金に変えちゃう技術でもあるわけで、犯罪組織にとったらこんなに有り難い魔法はないのです。
略奪やテロといった違法行為で貧民層を殺し、追い立て、追い詰めて、そうして得た金は外国の富裕層と共謀してクリーンなものとして扱い、搾取する側としての地位を安泰なものにする。
最悪です。
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