けろやん 2016-10-20 22:24:40 |
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Error
僕は戦う為に作られた
軍事用ロボットとして生まれた
たくさんの人を傷つけて
勝つたびに褒められた
だけど
一人で戦う君の美しい横顔を見た時
僕の中でエラーが生まれたんだ
上官はいつも僕に言った
「誰かを愛しちゃいけないぞ。守るものがあると自分が弱くなるからな、強い男になるんだぞ。」
エラー音がうるさいから
君を殺しちゃおうと思って銃を向けた
でも僕にはそれができなかった
僕は君に恋をしてしまったのかな
喜ばせようと思ったのに
そんなに花はいらないと言われた日もあった
寝顔が怖いと言われた日もあった
貴方の作る料理は錆びみたいな味がして最高ね、と褒められた日もあった
なんで君が泣いてるか分からない日もあった
でもそうやって僕はちょっとずつ弱くなっていったんだ
♪♪♪♪♪~♪♪♪♪♪
♪♪♪♪♪~♪♪♪♪♪
「そんなの本当の強さじゃないわ。
もちろん守る誰かがいるのは時に貴方を弱くするでしょう。でも弱さを知るということは強いということなの。」
夜空に容赦なく降る銃弾
弾が当たったことなんてなかったのに
腕の中にいる君を見てわかったんだ
僕は君の家族になりたかったんだ
僕は戦う為に作られた
軍事用ロボットとして生まれた
たくさんの人を傷つけて
勝つたびに褒められた
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