パンデミック症候群[小説/練習]

パンデミック症候群[小説/練習]

赤傘の名無し  2016-10-18 23:03:33 
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閲覧ありがとうございます。赤傘の名無しという者です。
しばらく長文を書いていなかったので練習気分でオリジナル小説を書いていこうかと思います。
なにぶん素人仕事な上に久々の長文なので何かと拙いとは思いますが、暖かい目で読んでくださると嬉しいです(*´∀`)

<注意など>
*女の子が異世界に行ってしまういわゆるトリップものです。
*ギャグ目指してるのかシリアス目指してるのか謎。
*NLファンタジー
*その他諸々(←)


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  • No.3 by 赤傘の名無し  2016-10-18 23:09:49 

あれからずいぶん経ったが、歩けども歩けども一向に森を抜け出せない。それどころか、自分が今どこを歩いているのかさえちっとも分からないのだ。先ほどからずっと同じような景色が続いており、ここがもしかしたらさっき歩いたところかもしれないし、そうじゃないかもしれない。

そうこうしている間に日が暮れた。…ええ、見事に暮れましたとも。
傾きかけていた日の光はすっかり姿を消してしまい、想像以上に真っ暗になった空には反対の方向からぼんやりと月が上ってきていた。
明るければ足跡などで来た道くらいは分かるかもしれないが、生い茂った草木に阻まれて足元は闇そのものでよく見えない。

おかげで先ほどから変な角度で石を踏んづけて足首を捻ったり、その時手をついた拍子に葉っぱで手を切ったりと散々だ。更に言うなら虫にでも噛まれたのか制服のスカートとハイソックスの間の生足部分が痒い。
決して体育会系ではない私にとって、数時間歩きづめの上のこのダメージはとんでもなく辛かった。
耐えかねて少し休もうかとその場に座り込むが、風に揺れる草木のガサガサという音がとても不穏なものに聞こえてしまって落ち着かないったらない。
私はお化け屋敷とかは平気な方だが、本物の闇とそれとじゃ比べ物にならないことを知った。

夜の森は魔物のようだ。真っ暗な闇が私も周りの草木も全てを飲み込んで私という存在ごと溶けて消えてしまいそう。
木々の隙間から覗く月の、頼りない光だけが私を救い上げてくれるようなそんな気がした。

こんな森の中、早く抜け出したいという気持ちが勝り、悲鳴をあげる体に鞭打ってなんとかもう一度立ち上がり、歩き出す。

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