それからハーモニカの仕事があって、 やりはじめ 一日一ドルのために肺をすりへらした 体が裏返り、ひっくりかえるまで吹いた そこのひとは俺の音がすきだといった 俺の音がどんなに好きだか口をきわめて 褒めた それで一日一ドルさ 「ニューヨークを語る」