美味トマト 2016-09-29 02:10:13 |
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「大戦艦」に愛をこめて
そして宇宙戦艦ヤマトのメカでもう一つ好きなメカが、同じく「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」、アニメ第二期「宇宙戦艦ヤマト2」にて地球と敵対した白色彗星帝国の「大戦艦」である。地味に300m以上という名に恥じない巨艦だが、地球側主力戦艦に輪をかけて地味な存在である。
先に述べたヒペリオン艦隊には決戦兵器"衝撃砲"で勝利を修めるも、その後は旗艦メダルーザに活躍が任せっきりであり、そのメダルーザの弱点が看破されれば巨大な的に成り下がり主砲の一撃で次々と沈んでいった。
しかしこの艦の魅力は、対抗馬である地球の主力戦艦にも勝るとも劣らない味わい深さだ。
作画の関係か、撃沈されるシーンはどれも迫力がある。やられるシーンが魅力的というのはいささか不名誉やもしれないが。
また、白色彗星帝国のメカの中ではかなり正統派の「戦艦」然としたデザインは魅力的である。その巨体と併せて「大戦艦」という堂々とした名前に恥じない存在感に満ちている。
そんな味わい深さが魅力の大戦艦であったが、リメイク作品「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」において「ガイゼンガン兵器群・カラクルム級戦闘艦」の名を与えられ新たな一面を見せた。
ただでさえ巨大だった船体は500m級にまでスケールアップ!やられっぱなしのモブ艦から、単艦で一艦隊を凪ぎ払う白色彗星の切り札に生まれ変わった。
必殺兵器は衝撃砲から大きく路線変更した「雷撃旋回砲」に変わり、無数に放たれるシャワー状のビームは圧巻である。
劇中ではアンドロメダの拡散波動砲からも生き残ったり、地球連邦軍の戦闘衛星やゆうなぎのショックカノンすら弾き、ヤマトのショックカノンで漸く轟沈するなど旧作とは比較にならないタフネスを見せた。今後2202での活躍が見られるかは不明だが、期待したいところである。
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